配信日 2022年07月20日
タイトル(件名) 【まちやま通信:2022年7月号】生産者になろう!
メール本文(テキスト) ---------------------------------------------------
【まちやま通信】第4号(2022年7月20日配信)
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毎月20日に、イベント情報のほか、四季折々の里山暮らしの様子や、その時々に感じていることなどを、タイムリーにお知らせしていきます。

一方通行の発信は本意ではございませんので、リアクション大歓迎です。
本メールへの返信で、お気軽にコメントをお寄せください!


○○ 様

こんにちは!まちやまの塚原(サティ)です。
町田の里山では、いたるところで蝉の鳴き声が響き渡り、いよいよ夏本番となりました。

6月の猛暑で、谷戸の田んぼは一時非常事態(ひび割れ)に陥りましたが、7月に入っての梅雨の戻りで、苗は元気を取り戻してきました。一気に蒸発した分、ちゃんと戻って来てくれたのか。帳尻を合わせてくれた(?)自然に感謝しつつ、大きな水の循環に思いを馳せる日々です。


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★今月のTOPIC
 〜生産者になろう〜

【パーマカルチャー】という言葉をご存じでしょうか。
1970年代にオーストラリアのビル・モリソンという生物学者が提唱した、循環型の農的暮らしのデザイン手法です。ビルは、パーマカルチャーを体系化するにあたり、日本の里山における営みを大いに参考にしたそうです。

私は学生時代から食やエネルギーに関心があったのですが、札幌で働いていた2005年頃にパーマカルチャーの概念を知り、課題解決の糸口があると思って直感的にビルの著書を購入しました。それから10年余の年月を経た2017年に、藤野にあるパーマカルチャーセンタージャパン(PCCJ)のデザインコースを受講しました。

講座の中で、PCCJ代表の設楽さんから繰り返し伝えられたメッセージがあります。
それは・・・「消費者から生産者になろう」

生産者になって、はじめて見えてくることがたくさんあります。

 - 生産することの大変さ、面白さ
 - 自分が作ったものを食べる喜び、人に食べてもらう喜び
 - 自然の仕組み、目に見えない微生物たちの存在
 - 自分が自然の一部であるという感覚、自然との一体感、安心感、幸福感・・・

真の学びや幸せは、与えられるものではなく、自らの実践の中にある。
私は環境教育の実践者として、体験イベントでは折々で「生産者になろう!」と話しています。

*  *  *

さて、現在の社会情勢を鑑みると、教育的視点で悠長に「生産者になろう」と言っている場合ではなくなってきました。ロシアのウクライナ侵攻による資源の供給難と6月の猛暑が相まっての電力需給ひっ迫。そして、小麦や肥料の価格高騰。日本の脆弱さを感じずにはいられません。

さて、この時代をどうやって生き抜いていくか。これから先の子どもたちにどんな世界を残していけるか。私たちがこれからも安心して平和に暮らしていくために、いよいよ食とエネルギーの「自立」を真剣に考えなくてはならない時が来たと感じています。

自然の少ない都市部ではやれることがない、とあきらめてしまいがちですが、例えば、志のある生産者を応援することは、単なる消費行動ではなく、十分に生産的な行動です。
また、都市の中でも、里山的な空間はいくらでも作り出せます。規模は小さくても、一つ一つが集まれば大きな力になるはず。

個人的には『先ず隗より始めよ』で、我が家の暮らしの自立度を高めつつ、コミュニティガーデンやコンポストなどを活用して、食や資源を少しでも自給できる循環型のコミュニティづくりができないか、模索を続けていきます。

皆さんも、一緒に生産者になりませんか!?


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★四季折々の里山暮らし

・6月29日
最後の田植えイベント。直前で雨が降ってくれて、なんとか開催できました。
仕込んだ梅ジュースは、来てくれた皆さんに好評でした。

・7月上旬~
田植えが終わり、草取りの日々が続いています。田んぼの水が抜けていないか、水管理も日常的に行っています。
日照りが続くとヒビが入り、大雨が降れば土手が崩れる。年を重ねるごとに、天候によって起きる状況が予測できるようになり、対応策も少しずつ確立してきたものの、まだまだ格闘は続きます。

田んぼと並行して、畑の草取りも。一雨くるごとにぐんぐん育つ草にゲンナリすることも多いが、マルチとして使えて、最終的には土に還って野菜の栄養になると思えば、草も恵み。

・7月10日
6月に刈り取った小麦を、まちやまファームで脱穀。収量は玄麦で6kg超。
9月のピザづくり用の小麦粉は足りそうで一安心。

・7月14日
Eテレ「クックルン」の撮影でじゃがいもを収穫。ちゃんと育ってくれてよかった!
9/14放送予定です。


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★プロジェクト紹介
週末の主催イベントの他に、平日に動いているプロジェクトを紹介しています。

~学校菜園プロジェクト~
「すべての子どもたちに学校菜園を」を合い言葉に、菜園を活用したエディブル教育を実践している、一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパンの活動に、2017年から参画しています。エディブル教育では、食を中心に据えて、菜園(ガーデン)やキッチンを活用しながら、質の高い教科教育、栄養教育、全人教育を展開していきます。文科省が新学習要領で目指すアクティブ・ラーニングの実践にうってつけの教育手法です。

多摩市愛和小学校でのガーデンティーチャーとして関わって、早や5年が過ぎました。
2019年には、発祥の地バークレーでの4日間のサマートレーニングに参加し、学校菜園の持つ可能性を確信しました。今年度からスタートした帝京大学小学校での里山プロジェクトでも、学校菜園は大切な要素の一つとなっています。

2022年度は、新たに指導者養成の事業を担当することとなり、実践トレーニング研修の企画を鋭意作成中。9月の開講を目指しています。研修生が新たな担い手となり、学校菜園の取組が全国に広がってくれることを願っています。


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★今後のスケジュール

・まちやまひろば
  7/24(日) 流しそうめん
  ※感染対策のため、家族ごとに専用レーンを用意して実施します。

・aini流しそうめん
  7/29(金)

・ひなた村 菜園サポーター活動日
  7/21(木)AM、8/4(木)AM、8/25(木)AM
  8/24(水)PM←放課後の子ども自然菜園クラブ


本日の配信は以上となります。
お気軽に感想などお聞かせください(本メールへの返信でOKです)。

次回は[2022年8月20日]の配信を予定しています。

今年の夏は第7波による影響が避けられそうにないですが、活動に制限がある時こそ、足元の暮らしを見直す契機と前向きに捉えたいと思っています。
食事と睡眠はしっかりと、熱中症やウィルスに負けずに夏を乗り切りましょう!

まちやま 塚原


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